シンガポールの銀行は、信頼性も高く評価され、預金利息も高いことで知られています。また、銀行のキャッシュカードがデビットカードとして使える、送金等の手続もネット経由で簡単に行えるなど、利便性の面でも魅力があります。
この記事では、シンガポールでの銀行口座の作り方を紹介します。シンガポールに住みたい方、これから移住予定の方に参考になればと思います。
目次
口座開設の手順
どんな人が作れる?
結論・・・外国人でも、シンガポールに居住して働いている人なら、だれでも作れます!(観光ビザでは作れません。)
ここでいう外国人は、シンガポール国民、PR(永住権)保持者以外の人を指します。
必要な書類
- パスポート
- 滞在許可証(Employment VISA, S-PASS, 学生ビザなど)
- 住所を証明する書類(公的機関からの郵便物、公共料金の通知書、会社が発行した住所証明書)
上記書類をそろえて、銀行の窓口に行くか、オンラインで口座を開設の申請をします。
上記の中で厄介なのが、住所を証明する書類です。銀行口座は、給料の振込先となるので、シンガポール到着後にはなるべく早く準備する必要がありますが、この段階で自分あての郵便物なんてあるはずがないからです。
では、どのように自分の住所を証明するのか。私の場合は、会社に自分の住所の証明書を発行してもらいました。
というのも、パスポートとVISAと家の契約書を持って窓口に行ったところ、郵便物がないなら会社の証明書が必要と銀行の窓口の人に言われたためです。(家の契約書ではだめと言われました。)
ちなみに、シンガポールには、日本でいう住民票等の自分の住所を証明する書類を役所に行って取得することはできません。(そもそも住民票という概念がない。)公的機関や銀行からの郵便物が、住所を証明する書類になる運用となっているようです。
どの銀行を選ぶ?
シンガポールでは、日本と同じように下記3つのメガバンクがあり、おおよそこの3つの中から選ぶことになるかと思います。
- DBS銀行
- OCBC銀行
- UOB銀行
⓵DBS銀行
- シンガポールの政府系銀行だった、シンガポール開発銀行が前身です。
- POSB(ゆうちょ銀行のようなところ)を買収したため、POSBのサービスも利用できます。(POSBのATMをDBSのカードで使えたりする。)
- 現在も、政府系の銀行、という位置づけです。
- 日本人の多くは、まずDBSを作るという人が多いように思えます。
②OCBC銀行
- 中華系の銀行で、シンガポールで最も歴史のある銀行です。
- 世界にも多くの支店を持っています。
- 富裕層向けのサービスが充実しています。
③UOB銀行
- こちらも中華系の銀行です。
- 東南アジアや中国本土などにも多くの支店があります。
どれを選ぶ? → 特にこだわりがなければ、DBSで良いかと思います。ただ、勤務する会社によっては、給与口座としての指定がある場合があるため、事前に確認することをお勧めします。
その他(FAQなど)
Q 日本にいながら、シンガポールの銀行口座を開設できる?
A できません。上述の必要書類を用意し窓口やオンラインで手続きする必要があるためです。
Q 口座開設にお金はかかる?
A 原則かかりません。ただ、初回入金が必要な場合もあります。また、預金額が一定額を下回ると、口座維持手数料が発生します。OCBC銀行は、口座開設時に1000S$(約8万円)必要となります。
Q キャッシュカードはいつもらえる?
A 手続き後、窓口の場合はその場で発行されます。日本のように通帳はなく、ネット銀行やアプリで口座を管理します。キャッシュカードには、デフォルトでデビットカード(VISA)機能が付いており、便利です。
まとめ
シンガポールでの銀行開設には、以下の書類等が必要
- パスポート
- 滞在許可証(Employment VISA, S-PASS, 学生ビザなど)
- 住所を証明する書類(公的機関からの郵便物、公共料金の通知書、会社が発行した住所証明書)
シンガポールには、3つのメガバンクがある。
- DBS銀行
- OCBC銀行
- UOB銀行
シンガポールはキャッシュレスが非常に進んでおり、銀行口座を開設することは、生活基盤を整える意味でも非常に重要です。
銀行窓口での手続きは、口座開設時くらいであるものの、日本と同じく窓口は混雑しています。
口座開設の際は、時間に余裕をもって、必要書類を確実にそろえてから臨みましょう。
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