英語を勉強する必要はない?これって本当?これからの英語力とその必要性・勉強方法について

ドイツ&シンガポール情報

 最近、AI技術の発展により、グーグルトランスレーションの機能が飛躍的に上がり、かなり精度の高い訳が提供されるようになりました。また、音声翻訳の機器もかなりレベルが高く、もはや英語を学習する必要はないのでは?という意見も増えてきました。

 でも、この意見、かなり危険だと感じています。なぜなら、英語の4技能(reading,writing,listening,speaking)の基礎力がないと生きていけないというくらい、海外では英語がスタンダードになっているからです。

 以下では、英語学習のメリット、日本人として習得すべき英語力について、海外で生活、仕事をしている経験から私見を紹介します。

目次

前提として:スタンダードとしての英語

 多くの日本人と英語ノンネイティブ圏の外国人の決定的な違いは、英語を勉強しているか、英語で勉強しているか、の違いです。

 まず、私も含め多くの日本人は、義務教育として「英語」という科目を勉強します。また、各種入学試験には、「英語」という科目があり、そこで点数をとるために英語を勉強します。その後、留学でもしない限り日常生活ではほぼ英語は使わなくなり、大学入試の時が英語ピークだったわー、という結果に陥ります。

 一方、私が生活しているシンガポールでは、英語ノンネイティブ圏にも関わらず、英語を使って勉強したり、仕事をしたりしています。つまり、英語を習得していないと、勉強や仕事もできないので、生きていくことが困難になります。

 ここが決定的な違いとなり、英語力に圧倒的な差がついてしまっているように思えました。

英語学習のメリット

 とはいえ、日常生活で英語を使わないとモチベーションも上がらないと思います。そこで、英語を学習するメリットについて、いくつか紹介したいと思います。

英語のほうが情報量が多い

 普段、多くの日本人はGoogleやYouTubeで検索する際は、日本語を使うと思います。普段の生活をする分には問題ないのですが、仕事などで行き詰ったときや、日本にあまり情報がないものを検索する際は、英語で検索するとヒットすることが多いです。

 英語の情報は、日本語の5倍から10倍ほどと言われており、これからの「ググる力」は、英語検索ができるかできないか、というところで差が出てくるのではないかと思います。

英語でコミュニケーションが取れる

 仕事やあらゆる人間関係は、コミュニケーションをベースとして成り立っていると思います。外国人とコミュニケーションを行う際は、英語が標準になります。

 会話をしている際に、例えば翻訳機を使ったりすると、確実に言いたいことは伝わるかもしれませんが、ちょっとダサいですよね。。。

 下手でも良いので、英語でスムーズでナチュラルなコミュニケーションがとれれば世界も広がりますし、何より楽しいので、やはり基本的な話す力、聞く力が大切だなと思います。

チャンスが広がる

 英語ができると、より多くの人とコミュニケーションがとれるようになりチャンスが広がります。特に日本から出て活躍したいとなると、英語は必須です。

 正確には、英語+個人の専門スキルがあれば世界で働くチャンスが増えますが、英語は前提のスキルとなります。(完璧でなくても良いので)

多くの日本人が目指すべき英語力(純ジャパ用)

 では実際どのように英語を勉強していけばよいか、実体験やこうすればよかったなと思うことを年代別に書きます。

10代

 入試科目である以上は、受験勉強の英語は文系・理系問わず力を入れたほうが良いかと思います。

 大体の入試にスピーキングがありませんが、少しでもスピーキングを意識して勉強することをお勧めします。なぜなら受験英語はインプットがほとんどで苦しい勉強だからです。スピーキングでアウトプットすることで、英語が頭に定着し、楽しいと感じることができ勉強のモチベーションが上がります。

 具体的には、オンライン英会話や、英検の2次試験を活用するのが良い方法だと思います。中学生なら英検3級、準2級、高校生なら2級~準1級が目安になるかと思います。英検は注目度が低いですが、安い価格で高品質な試験を受けることができ、また、学術系の試験なので、受験勉強にも役に立ちます。

20代(大学生)

 自身の反省を多く含みますが、とにかくアウトプットを増やすことが大切だと思います。学生の場合は、とにかく留学してみることが大切かと思います。

 できれば1年以上、最低1か月留学してみることで、自分の英語レベルがわかるだけでなく、留学先で出会った人とコミュニケーションを英語で取らなければならないので、かなり鍛えられると思います。

 とはいえ、留学はお金がかかります。私もここに引っ掛かりなかなか留学に踏み切れず苦い経験をしました。なるべく安い費用で語学留学を実現させたい場合は、フィリピン留学をお勧めします。

 私も、何とか少しでも留学したいという気持ちだけでフィリピン留学をしましたが、かなり安い費用で多くのことを得られました。

1週間から行けるセブ島留学【MeRISE留学】

 英語力をとにかく上げたい、スピーキングをもっと鍛えたい、なるべく安い費用で勉強したい、という方には絶対おすすめです。

20代(社会人)

 社会人になったら、「ビジネス英語」を習得することが大切です。これは定義が曖昧なのですが、自分の職種や業種に関するな内容は、英語で表現できる、メール、電話、チャットなどでコミュニケーションが取れるレベルをイメージしていただければよいかと思います。

 会社に入って、英語が使える環境なら良いですが、そうではない場合がほとんどだと思います。実際自分もそうでした。

 そういう場合は、オンライン英会話にトライしてみることをお勧めします。特に、ビジネス英会話に特化したコースが良いです。

 実際、私はBizmatesというオンライン英会話を海外に渡った後も継続しています。

Bizmates(ビズメイツ)

 英会話教室に6年通った経験がありますが、正直オンライン英会話の方が費用対効果が高いのかなと思います。その理由は、毎日できることと、費用が安いことです。

 少し前のオンライン英会話は、教材が未整備でただ英会話をするだけというイメージでしたが、最近では内容も体系的で、先生も指導経験豊富な良い先生がたくさんいます。

 簡単に始められて、無料体験レッスンも豊富なので、投資だと思ってチャレンジしてみることをお勧めします。

30代

 未来の自分への展望も含め、30代はビジネス英語に加え、表現の幅を増やすことと、よりスムーズで自然な英語が使えるようになる必要があるのではないかと思います。

 上級者と中級車の違いは、やはり表現の幅、引き出しの多さです。これをどのように高めていくのか、日常の中で英語を使っていても意識しないと伸びない部分だなと思うところです。

まとめ

 多くの日本人にとって、英語学習は一生の課題、タスクになるのではないかと思います。特にこれからは、翻訳技術が日々進歩するという状況の中であっても、人と人とのコミュニケーション、特に異文化コミュニケーションには英語は不可欠です。

 英語の目指すべき方向としては、アウトプットがまずできるようになり、ビジネス英語レベルをまず達成すること、かと思います。

 そこから先は、どれだけ深められるか、表現の幅を広げられるかによります。実際、日常生活の英語も、実際使ってみると言葉に詰まることが多々あります。

 英語の学習は困難を極めますが、英語学習に投資した分の見返りは想像以上に大きいと実感しているので、この記事が少しでも役に立てば幸いです。

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