【ブロックチェーン】注目プロジェクトまとめ(ETH、SOL、MATIC)

ブロックチェーン&NFT

目次

仮想通貨第2ラウンドに向けた注目通貨・プロジェクト

昨年10月頃から、一貫して上昇してきた仮想通貨相場ですが、5月中頃下落を起点にいったんの上昇相場が終了したように思えます。では、仮想通貨はこのまま終わってしまうのでしょうか。本記事では、今後の仮想通貨戦略で重要になってくるポイントを紹介したいと思います。

注目通貨①ETH Etherium2.0

まず最初に、今後の仮想通貨界の流れですが、イーサリアムを中心としたムーブメントが中心になってくるのだと予想しています。そこで、もちろん注目通貨はETHです。ETHはブロックチェーン、イーサリアム上の通貨です。

理由は、ブロックチェーン、イーサリアムのアップデートが2022年末に予定されているためです。開発者のヴィタリック氏によると時間がかかっているようで少しずれこむかもしれませんが、仮想通貨界にとって非常に重要なアップデートとなります。

では、何がアップデートされるのか。具体的には以下の2点です。

  • より柔軟なスケーラビリティ
  • 環境負荷の軽減

なぜこの2つが重要なのか、それぞれ見ていきましょう。

より柔軟なスケーラビリティ

スケーラビリティとは、拡張性という意味です。現在、イーサリアム上には様々なアプリケーションが実装されており、話題になっているNFTやDeFiなどもイーサリアム上に実装されているサービスがほとんどです。

NFT活用の例としては、与沢翼さんが下記の通りNFTを活用されています。第2子誕生時の写真をNFT化してオークションに出品しています。このオークションはイーサリアム上のサービスを利用しているため、入札もETHで行われています。

NFTの活用例

このように、イーサリアム上では様々なサービスが稼働していますが、イーサリアム上で何か手続きを行う際は、手数料としてETHを支払う必要(ガス代という)があり、このガス代が高騰している状況が続いています。

なぜガス代が高騰するのかというと、イーサリアム上にたくさんのアプリができることによってトランザクションが増加し、トランザクション処理が追い付かなくなりそうなので、結果としてガス代を高く設定せざるを得ない状況となっているためです。

つまり、ガス代の高騰によって、結果的にイーサリアム経済圏の発展を自ら拒んでいるような状況となっています。

では、どのようにこの問題を解決するのか、というところで、本題の柔軟なスケーラビリティというところに戻ります。スケーラビリティというのは、拡張性という意味で、今後イーサリアム上でさらにサービスが生まれトランザクションが増えたとしても対応していけるようなアップデートがイーサリアム2.0によって実装されます。

イーサリアム2.0にはシャーディングが実装される予定です。シャーディングとは、データベースの負荷分散方式の一つで、下記の図のように1つのデータベースに処理が集中しないように負荷分散し、データベース内に保持されるレコードを減らす方法です。

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これを実装することにより、承認作業を並行して行うことができるようになり、処理速度が向上し結果的にガス代の高騰を防止することになります。

ヴィタリック氏のインタビューや関連記事等によりと、現在1秒間に15ブロック処理できるスペックが1秒間に最大4000件処理できるようになるそうです。

環境負荷の軽減

イーサリアム2.0の2つ目のポイントは、環境負荷の削減です。

現在、イーサリアムはPoWというコンセンサスアルゴリズムを使っています。これは、1つのブロックの生成を承認するのは、最も早い処理を行ったコンピューターが行えるという仕組みです。つまり、PCの計算処理能力やそれにかかる多大な電力が求められます。

この電力が大きくかかることから環境負荷への懸念がPoWにおいて議論されており、最近ではイーロンマスク氏のTwitterでも話題になり、仮想通貨相場に大きな影響を与えました。

イーサリアム2.0では、このPoWというコンセンサスアルゴリズムからPoSという仕組みに変更される予定です。

PoSは、コインの保有量によってブロック生成の承認権やその他発言権などが与えられる仕組みで、無駄な電力消費を抑えるといったメリットがあり、現在多くのブロックチェーンで採用されています。

ETHの価格など

ETHは現在、2000ドルから2500ドル付近で推移しています。一時期4000ドルまで行っていたのでだいぶ買いやすくなったと思います。

下記のコインチェック口座からは、0.1ETHなど少額からでも購入できるので、値段が安い今のうちに買って長く持っているとよいかもしれません。

コインチェック

注目通貨②SOL ブロックチェーンSolana

次の注目通貨はSOLです。これは、ブロックチェーンSolana上で使用される通貨です。

Scalable Blockchain Infrastructure: Billions of transactions & counting | Solana: Build crypto apps that scale

私がSolanaに注目する理由は、イーサリアムの先に挙げたスケーラビリティの問題を解決しようとするプロジェクトの中で一番注目度が高い案件だからです。

ソラナは、1秒間に5万トランザクションを処理できる高いスケーリング機能を実装しており、独自コンセンサスアルゴリズムProof of History(PoH)を採用し、Layer2に頼ることなく高いスケーリングを実現できます。

ここで、ブロックチェーンのレイヤーについて簡単に説明します。(不要な方は飛ばしてオッケーです。)

レイヤー1

レイヤー1とは、簡単に言うとビットコインブロックチェーンやイーサリアムなどブロックチェーンそのものを指します。P2Pネットワークを基本とし、取引をブロックでつないでいくことによってことによるトランザクションの検証性やデータの真正性、セキュリティなどの機能を備えています。

一方で、ブロック生成に時間がかかったり、ブロック生成のたびに手数料がかかる、などのスケーラビリティに関する課題があります。

レイヤー2

そこで登場したのが、レイヤー2です。レイヤー1のブロックチェーンとは異なるレイヤー2に置かれたオフチェーンで取引を実行するという方法です。レイヤー2では、下記の技術を用いて取引を高速に行うことができます。

  • ライトニングnetwork
  • ペイメントチャネル

ライトニングnetworkはブロックチェーン外で取引することによって、少額の決済を高速で処理することができる仕組みです。つまり、レイヤー1では処理の最初と最後だけ記載し、その間の細かい取引はレイヤー2で行う事によって処理を高速化できます。

ペイメントチャネルも同じような技術ですが、こちらは「マルチシグ」と呼ばれる複数の秘密鍵を用いた取引とアドレスを用いることで、二者間の取引をオフチェーンで行います。

このため、セキュリティとしてはペイメントチャネルの方が高いですが、取引が2社間に限定されてしまうというデメリットもあります。

レイヤー2はレイヤー1のスケーラビリティの課題を解決する重要な技術ですが、同時にレイヤー1の強みである取引履歴の記録というところを一部オフチェーンにゆだねてしまうので、取引の透明性の低下してしまうといったデメリットもあります。

Solanaの強み

では、Solanaの何が良いかというと、独自コンセンサスアルゴリズムであるPoHを使っていることにより、レイヤー1ですべての処理を行うことができるという点です。

まさに、究極の折衷案ですね。レイヤー1のメリットをを残しながら、高いスケーラビリティを実現します。Solanaのスケーラビリティについては以下の通りです。

  • 1秒間で5万トランザクション
  • 安価な手数料
  • 0.4秒に1回ブロック生成(高速な生成により、ブロックの対改ざん性の向上)

下記にSolanaの特徴をまとめていますが、重要な点はレイヤー1とレイヤー2の良いとこどりができているチェーンだということです。

  • PoH(プルーフオブヒストリー):独自のコンセンサスアルゴリズム
  • Tower BFT:PBFT(Practical Byzantine Fault Tolerance、ビザンチン将軍問題への耐性)をプルーフオブヒストリーに最適化
  • Turbine:ソラナブロックチェーンへのデータ伝播プロトコル 
  • Gulf Stream:メモプール不要のトランザクション転送プロトコル 
  • Sealevel:世界初のスマートコントラクト並列処理 
  • Pipeline:トランザクションを検証するためのプロセッサをユニット化 
  • Cloudbreak : 水平スケーリングアカウント型データベース 
  • Archivers : 分散台帳ストレージ

最後に、SOLの6月19日時点でのチャートです。5月の大幅下落で下がっていますが、他のアルトコインと比べると下落幅も小さく、注目度も高いのかなと思っています。

Solana(SOL)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap

仮想通貨SOLは、Binaceで購入することができます。下記のリンクから口座を開設すると、取引時の手数料が10%安くなります。

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注目通貨③MATIC ブロックチェーンPolygon 

最後に、仮想通貨MATICを紹介します。Polygonというブロックチェーン上の通貨ですが、こちらもイーサリアムのスケーリングの問題の解消を目指して始まったプロジェクトです。

Home – Polygon | Ethereum’s Internet of Blockchains

Technology – Polygon | Ethereum’s Internet of Blockchains

上記はPolygonホームページから抜粋した図になります。ご覧の通り、Etheriumを中心としたレイヤー2プロジェクトのような形式をとっています。

Polygonのスケーリングの方法は、このレイヤー2とサイドチェーンの2通りがあり、レイヤー2ではロールアップやMatic PoS Plasma Chainsなどが有名です。

イーサリアム寄りのプロジェクトなので、イーサリアム次第なところがありますが、最近ではイーサリアムの課題を解決するプロジェクトとして、NFTやDeFi、さらには保険などエンタープライズ利用も視野に入れており今後のさらなる発展に期待ができそうなプロジェクトです。

では、Polygon上の通貨MATICの価格ですが、以下の通り推移しています。

Polygon(MATIC)価格・チャート・時価総額 | CoinMarketCap

時価総額は6月19日現在17位です。書いててびっくりですが、ちょっと前まで、50位くらいでした。。

MATICは現在国内では上場されていませんが、Solanaと同じでBinanceに上場されています。

下記のリンクから口座を開設すると、取引時の手数料が10%安くなります。

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まとめ

いかがだったでしょうか。かなり長文になってしまい、ここまで読んでくださっていたらありがとうございます。まとめると以下の通りです。

注目通貨

  • ETH(Etherium)
  • SOL(Solana)
  • MATIC(Polygon)

察しが良い方はピンと来たかと思いますが、最初に書いた通りEtheriumを中心としたムーブメントがある中で、以下の構図が描けると思います。

Etherium連合 VS Solana

リミットはEtherium2.0がローンチされる2022年末くらいまででしょうか。両者が共存するのか、Etherium1強になるのか、別のプロジェクトがダークフォース的に表れるのか。

こういった構図で見ていくと面白いかもしれません。

最後に仮想通貨取引所の紹介です。

仮想通貨取引所は、日本在住の場合はコインチェックがおすすめです。コインチェックは取り扱い銘柄が多く、アプリなども使いやすいため、初心者の方にもおすすめの取引所です。マネックスグループの傘下なので、財政面やセキュリティ面でも信頼があります。ここで、ETHが買えます。

コインチェック

また、Binanceは世界最大の取引所で同じくセキュリティ面での信頼や、使いやすさがポイントです。SOLやMATICはこちらで購入可能です。※取引手数料10%オフ

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おまけ

最後におまけとして、DOTという仮想通貨も紹介しておきます。ブロックチェーン名はポルカドットで、Etheriumの共同開発者が手掛けるプロジェクトです。

ポルカドットの重要な機能は、異なるブロックチェーン間の通信を可能にする「インターオペラビリティ(相互運用性)」です。なぜこの相互運用の話になるかというと、現在のブロックチェーン間には、互換性がなく、違うブロックチェーン同士では通信ができません。

ポルカドットでは、ポルカドットリレーチェーンを介して異なるブロックチェーン間の情報の相互共有を可能にしています。

これにより、チェーン同士をつなぐチェーン(パラチェーン)としての地位を今後確立していく可能性があり、注目度が高いプロジェクトとなっています。

DOTもBinanceで購入できるので、よかったらチェックしてみてください。

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